スコキーロッジとレイクオハラの旅 2019 day10

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本日が最終日。

朝食のBuffet。Freeでついているところは、今までなかった。本日も6.9ドルを払い食べる。ソーセージ、エッグ、ジュース、コーヒー、ヨーグルト、ホットケーキなど充実している。昨日スーパーで買ったブラックベリーとラズベリーをヨーグルトに乗せて食べる。食事が終わると8:00にヤムナスカオフィスに向かう。ガイドさんが待っていてくれた。オフィスの前に車を止め、大きなバンに乗り込み出発。途中バンフにより他の2人をピックアップする。本日は募集型のデイハイクだ。時間があるようで、近くの山に行き、バンフの町を見下ろす。

高い山に囲まれた緑の町、長い列車が川沿いを走る。

丘の上では、地リスが夏を謳歌している。

レイクオハラに向かう。駐車場に着くと黄色いバスが2台止まっている。左がデイハイク用、右がキャンパー用だ。10:30出発のバスに乗り、この旅、最後のトレイルが始まる。

乗車後、昨年と同じ運転手の人が、袋から緑のトークンを取り出し、我々にひとつづつ渡してくれる。いつも通りの説明があった後、車はがたがた道を結構なスピードで進む。途中多くのハイカーの横を通り過ぎる。みなうらやましそうな目で黄色いバスを眺める。中にはヒッチハイクのような合図をしている人もいるが、当然バスは止まらない。バスを使わない場合、片道14kmの道を登らなくてはならない。

30分弱でデイシェルターへ到着。本日のプランをガイドさんに確認する。

オパビン湖へ向かうトレイル。左周りか右回りか。最後にオパビンプロスペクトが感動的ではあるが、山の天気がわからない。結局、はじめにオパビンプロスペクトに行くことにする。本日は快晴、雲も少しだけ。湖面は11:00だというのに静かだ。

メリーレイクの脇を通りすぎ、崖のスイッチバックを登る。前回は急いでおりてきたため、この道を逆に通ったがあまり記憶がない。

崖を登るにつれ、緑のメリーレイクがきれいに見えてくる。

さらに上に登ると、青く光るレイクオハラが見えてくる。

崖をのぼり終えると左に平行移動し、オパビンプロスペクトへ。

前が開ける。遠く向こうまで抜けた空間。奥はCathedral Mountain、左はOdaray Mountain、右はMount Huber。山々に囲まれた空間には森が広がり、その中に透きとおった青色に光るレイクオハラと緑色に光るメリーレイクがはめ込まれている。メリーレイクは湧き水、レイクオハラは氷河湖。偶然が作り出した奇跡の絶景。

川辺では緑色にも見えるレイクオハラだが、上から見ると青く見える。その青はマッカーサーのような青でもなく、ペイトー湖のような緑でもない。宝石のように青く光るその湖は、レイクオハラのみが発する独特の色だ。

今回は、ここでランチとなる。しかし、ゆっくりと食べている場合ではない。目の前には、もっとすごいごちそうがある。

少しゆっくりした後、ウエストオパビントレイルをオパビン湖に向かう。途中、カスケードレイクを少し上から見る。赤い川底と、薄クリームグリーンの湖。中州の白い岩で前回は昼寝をした。

岩の上にはマーモット。

ハンガビーレイクの横を通る。この湖は深い緑色。ハンガビーレイクの後ろの崖を登る。

振り返ると谷にはめ込まれた深緑の宝石としてハンガビーレイクが見える。崖をのぼりきると、そこには、オパビンレイクが現れる。

レイクオハラエリアには大きく分けて4つのメインの湖がある。1つはレイクオハラ。他の3つの湖は、レイクオハラを起点に、山を登り到達する。深い青色の湖レイクマッカーサー。高い山に囲まれた深い青緑のレイクオエサ。そしてオパビンレイクだ。その湖は、他の湖と比べると小さいが、クリームグリーン。他の湖とは違った色だ。

背後には、HungabeeMountain(3492m)。すり鉢状に削られた谷にあるその湖は太陽の光を反射し、緑色に輝く。(Hungabee Mountainは、Skoki Cuircuit Trailからも見えた高い山。)

“色を探す旅”をテーマに旅を続けている私にとって、レイクオハラエリアは特別な場所。

この狭い領域に、これだけのさまざまな色をもつ氷河湖が存在している。4つの湖だけではない。他に点在する湖たちも、また違った色を発し、さらにその色は見る角度によっても変わってくる。

オパビン湖の水を触ってみる、冷たくて気持ちがいい。Goproで水中を見る。意外と濁って透明度は低い。30分程度であろうか湖畔で過ごした後、イーストオパビントレイルを下る。

草原と森の中をひたすら下るトレイルで、短時間で下れるが、あまり面白みのある道ではない。

レイクオハラの湖畔まで下りてくると、そこに椅子があり、一人の男性が湖を眺めている。

“素敵なところですね”思わず話しかけると、“そうだね。”とゆっくり応える。

“どこから来たの”と聞くと、“バンクーバーから。でもここがカナダで一番美しい場所だよ。”

目の前には静かに輝く湖が。それは上からみた青とは異なるグラデーションの効いた色で。

一体いくつの色を持っているのだろう。

旅の終わりは近付いていた。湖畔のまわりを歩くトレイル。歩が進まない。

4:05 スタート地点のデイシェルターに戻ってくる。デイシェルターに入ると朝と同じバスの運転手がコーヒーを飲んでいる。何か記念が欲しくて、オハラのTシャツを買う。Lake O’Hara Hiker’s Clubと書いてある。

“コーヒーもどう?”レジのお兄さんにやさしく問いかけられる。その言葉を素直に受け入れる。旅の終わりのコーヒーがやけにからだにしみる。いっしょにハイクした親子から最後のひとつであったキャロットケーキを分けてもらう。ニンジンの甘い香り。今日はラズベリーが乗っている。

黄色いバスは、不思議の国から我々を運びだす。がたがた道を下り始めたのは覚えているが、そのあと気が付くと、入り口のゲート、バス停があった。

ヤムカナさんの車でキャンモアへ送ってもらい、そこからカルガリーへ。

本日の宿は、カルガリー空港の近く、ハンプトンイン。部屋も広く、ロビーにはフリーコーヒー。最終日には最高の宿だ。値段も今までの半額以下。

持参したフリーズドライ食品などの残りを食べ、ベッドで写真を見返す。風の音、草や松の香り、切り立った岩山と、氷河からの冷たい乾いた空気。森の緑、湖の青、限りなく広がる青い空。その中で生きる動物たち。旅の感触を思い出しながら、幸せな気持ちで眠りにつく。

Day11

起きると朝食バッフェ。念願のワッフルメーカーがあった。

カナダ名産のメープルシロップをいっぱいかけて食べる。

12:00のフライトなのでゆっくりスタート。8:30にホテルを出て、空港までは10分の道のり。

チェックイン後、空港内でお土産を買う。

飛行機の中では、日記、そして写真の整理を行う予定だった。日記は書けたが、写真の整理は、飛行機のコンセントが壊れておりできなかった。11時間のフライトだったが、思い出の整理で苦にならない。

14:30に成田に到着、税関を通り、バスに乗り家へ。

夕食後、眠りにつくが、時差ボケで3:00に目が覚める。旅行のことを思い返す。

翌日の仕事が終わった帰り道、空のはるか高いところを飛行機が飛んでいる。

どこへ行くのだろう。

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