Day3
Cameron falls・Grace Lake Cabin
10:30に起きる。
13:00から キャメロン滝へのツアーに参加する。すべて日本人、我々以外は、他のツアーの方々だった。いろいろあり、出発まで1時間くらいかかる。
40分くらいバスで移動し、途中ガイドさんがいろいろ解説をしながら、湖の点在する台地を進む。
駐車場について車を止め、虫よけスプレーをする。
小高い丘を登り、30分ぐらいのハイクで滝へ到着。黄葉はまだ見られず。旅行に来て、あまり運動をしていなかったので、よい運動にはなった。
また、滝からの帰りのトレイルで、EOS学園の講師の方とお話ができ、そんな意味で楽しい時を過ごすことができた。
17:00にツアーから帰ってきた。18:00には、デービットの会社が所有するキャビンへ船で向かう。本日はキャビンでバーベキューだ。
19:00にGrace湖につき、ライフジャケットを着て、船に乗り込む。
大きな虹をバックに、夕日の方向へ向かい湖を進む。
水面に揺れる夕日と森林と。20分くらいであろうか、対岸の船着き場につき、少し丘を登るとキャビンがある。
桟橋から空を見上げると、天の川が見える。
それからBBQ。ステーキを焼いてくれる。肉厚の赤身のビーフ。焦げ目たっぷりだ。チーズや付け合わせもおいしくいただき、食事終了。
便利な時代で、本日のオーロラの強さを見られるソフトがある。ガイドさんは言わないが、本日は絶望的にオーロラのパワーが弱く、期待はできない状況だった。
それでも12:00くらいになると雲は張れ、淡い、撮影すると赤いオーロラが出現する。
オーロラと天の川と。
天空を見上げて、一つ残念だったことは、どうやっても映り込む人口衛星だ。昨今、民間企業が多くの人工衛星を打ち上げ続けている。来年には、さらに多くの人口衛星が地球を回り、夜の空は人口衛星で満たされていくようになるのかもしれない。
2:30 真っ暗な中を船で対岸へと向かう。空を見上げると満点の星。ボートのゆっくり進む音だけが聞こえる。暗闇の中、ボートの上で、星空を眺める体験は、おそらく最初で最後だろう。流れ星が流れる。
Day4
10:00 起きる。本日は、オールドダウンタウンに行ってみようと思う。
ホテルを出て東のオールドタウンへと向かう。途中お土産屋さんや、観光地ならではの、顔をはめる看板がある。
オールドダウンタウンにある丘を登ると、そこが湖に囲まれた土地であることがわかる。
丘からの景色。
水上ハウスが多くあり、
水上飛行機が重要な交通手段となっている。
魚のおいしい店があると知り、昼食をそこでいただくことにする。
トラウトと白身魚とを頼む。ポテトも含め、スパイスで強めにグリル、少し大きいのと、これだけのストレートな料理を他で食べることはないため、新鮮であった。当然おいしかった。30ドル前後であった気がする。腹ごなしに少し明るくなった丘へ再度登り、写真を撮った後、宿に帰る。途中、お土産屋さんで、原住民の絵などを購入する。
13:00ホテルに帰ると、そのまま、博物館へと向かう。地図を忘れたため、現地の人に聞きながら行く。
博物館は無料で、白熊、ムース、ビーバー、カリブーいろんなはく製があり、それ以外に開拓の歴史を見ることができる。
帰りにスーパーにより、夜は、ハムレタス、トマトバーガーを作って食べる。
22:00 少し明るい中、早めの出発。明日の早朝に帰路につくため、早めに切り上げる必要があるためだ。天気は、今までで一番よく、期待できる状況だった。湖面に移るオーロラを撮りたいと、このツアーに参加したが、今のところ撮影できていない。最後のチャンスだ。
Pontune lake の隣の湖、湖のヘリまで進める。リフレクションが望める湖だ。浅い沼のような感じなのだろうか、少し先まで草が湖から出ているのがわかる。
空が暗くなり始める。すでに弱いオーロラは出ている。ただ、肉眼では少し認識できる程度だ。
次第にオーロラは強さを増す。
時折、光の線が強く降り注ぐ。
背後に、強いオーロラが現れる。
天空を見上げると、天の川とオーロラが交差している。
いつのまにか、湖の上に、オーロラが伸び、ゆらゆらと揺れ続ける。 湖湖面に反射しながら。
光が強くなる。肉眼で十分確認できる湖への反射が現れる。星も、オーロラも、イエローナイフの街のあかりも、すべてが水面に反射する。湖面に映る星は、空からの落とし物のよう。壮大な天空の営みと、広大な大地と、小さな湖と、さらにちっぽけな我々と。4日目にして、ようやく自然と一つになった気がした。
オーロラが光り輝く中、2:30 少し早いが、帰途につく。 ホテルに到着すると一時間で身支度を整え、4:00にホテルロビーに集合。イエローナイフ空港へバスで向かう。空港には、別のツアー客もおり、チェックインを済ませて、新宿のバスタくらいの小さな待合で飛行機を待つ。
短い期間であったが、毎日少しづつオーロラが見れ、みんな満足している。手袋は一度も使用せず、ダウンも薄手のダウン一枚で夜を過ごすことができた。天気の安定しないなか、適切な場所を選び、案内してくれたガイドさん、高坂カメラマンに感謝したい。
飛行機は、定刻に飛び立つ。 地平線、日の出前のオレンジ色の空、眼下には、無数の湖が見える。さようならイエローナイフ。
バンクーバーへは2時間半、その後トランジットで3時間待ち。日本への飛行機では、少し疲れていたのだろうか。ぐっすり寝ることができた。 4泊6日のオーロラに特化したある意味ストイックな旅。その時間はあっと言う間に過ぎ去った。
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