デスバレーの旅 2004

with コメントはまだありません

海抜 -85mの地とはどんな場所だろう。海より低い塩の大地に行ってみた。

旅の工程:2004/5/4-5/6

day 1

6:00 ロサンゼルスを出発。15番を北へ。途中CA127に折れ、さらに進む。しばらく進むと、CA178を左に折れ、谷を下る道となる。この奥の谷がデスバレーだ。谷に下りると、そこからは、山沿いをひたすら走る。しばらく走ると、谷の大地が白くなってくる。塩だ。

まず出くわすビューポイントが、バッドウォーター。ビューポイントの後ろの崖には、海抜0メートル地点のマークがはるか上の方に見える。バッドウォーターは、延々と広がる塩の大地。冬場は中心のほうまで歩けるらしいが、5月の日差しの中、それは不可能だ。

太陽は、肌を刺すように痛い。白い塩の大地に反射した太陽光線は、下からも攻めてくる。

そんなわけで、少しだけ塩の上を歩き、さらにお味見、しょっぱいことを確認する。

次に向かったのはデビルズゴルフコース。すねの高さくらいの塩の塊が、ごろごろした岩のように見えるところ。足元はでこぼこしていて歩きずらく、危険。悪魔のゴルフコースとはいうものの、悪魔もこんなところでゴルフはしたくないだろう。

次に向かったのは、アーティスティックパレット。こちらは、ピンク、緑、黄色とさまざまな色の岩々が存在し、まるで絵の具で描いたかのような感じのところ。  こちらでは軽いトレイルができ、近くに行くことができる。遠くから見るのとは、また違った楽しみがある。

次に向かったのは、ゴールデンキャニオン。名前のとおり、ゴールデンなキャニオンだ。問題はとにかく暑いこと。ここのトレイルはザブリスキーポイントまで続いているようだが、暑すぎでダウン。すぐに引き返す。

その後、ザブリスキーポイント、

ダンデスビューに行く。一面に広がる塩の大地を上から眺めることができる。何もない。なんか微妙な感じだ。 最後に、本日の宿泊地へと向かう。その途中でビジターセンターに寄る。この公園は、ゲートがないため、ビジターセンターで料金を払うシステムになっているらしい。 

宿泊地の少し手前に最も楽しみにしていた砂漠がある。アフリカにあるような砂漠とは、全く規模が違い、山に囲まれた谷の一部が砂漠化したといったようなところだが、充分に砂漠感を味わえる。砂漠の向こうが山なのは少し不自然な気もする。近くに見える砂漠の丘も歩いてみると以外に遠い。

一番高い丘の頂点目指し、ハイクをする。砂の上は実に歩きにくい。また小さな丘は、登るたびに足を取られ、登りにくい。

 風により形作られた滑らかな斜面、反対の斜面とぶつかったところにできる、鋭角の稜線。風に作られた砂紋。どれも初めての体験で。また、夕方の傾いた日差しに照らされる砂漠はまた格別。楽しい時を過ごす。

本日のホテルは、砂漠のそばにある、stovepipe wells inn。冷房はあるが、それでも熱い。ホテルのレストランで夕食をとる。食前にクランベリージュースをいただくが、ジュースがホットだ。確実に体温より熱い。いったいどこに保存しておいたのだと心配になる。せっかく冷たい飲み物にありつけると思っていたのに・・・。ある意味デスバレーらしいのかもしれない。

day 2

朝、日の出前に起き、砂漠へと向かう。日の出も見てみたかった。風の音だけが聞こえる。生命の育たない砂漠ならではの静けさ。

朝日がでると同時に雰囲気は変わる。相変わらず静かだが、太陽は、大地に色を与え、熱を与える。そのエネルギーを視覚的にも、体感温度でも感じる。しばし、砂漠の散歩を楽しむ。 

ホテルを9時に出発、裏山のモザイクキャニオンへと向かう。ここは、大理石が削られてできた地形で、おもしろい。人が手を伸ばせば届くくらいの狭い道、両側は滑らかにけづられた大理石。そんな場所をハイキングする。30分くらい歩いて、引き返すことにする。本日は昨日をしのぐ熱さだ。

そのまま、デスバレーに入ってきた反対側から出て行くことにする。こちらの出口からの道は山に無理やり作ったような道、車どおりもなく、ワイルド。道は先の山へと続く。夕方には、ロスに帰る。

Leave a Reply