本日はアーチーズに別れを告げ、イエローストーンに向かう。朝7時に起き、コーヒーを沸かし、ラマダインの庭でコーヒーを飲む。今回の旅行の前半戦の終了。本日からは後半戦、イエローストーン、グランドティトンの始まりだ。チェックアウトを済ませ、北へ向かう。30分ほど行ったところに、MILL CANYON DAINOSAUR TRAILというのがある。舗装されていない道を15分ほど進む。
目的地はこじんまりとしている。何人かの若者によって、現在も発掘作業が行われている。トレイルは約10分ほどの短いもの。まず、一度行ってみるが、恐竜の化石などどこにもない。
dinosaur 何だよと思いつつ、今度は、同じ道を車まで帰りつつ注意深く岩を見つめる。行きにも気になっていた、ところどころにある木の杭。実はこれが化石の目印、恐竜の背骨の断面のようなものが、ところどころにある。恐竜の化石というと、ちゃんと恐竜の形に組まれているものを想像してしまう。しかし、実際、岩の中にある恐竜の化石はそんなものばかりではない。恐竜の化石に直接触れてみる。
そこを離れると、ひたすら北に向かってのドライブ。山を回りこみ、時には山を越え、ソルトレイクシティーへ。ユタはすばらしい国立公園の宝庫であった。アーチーズから191番、70番、6番を走り最後は15番と合流。そこから程なくソルトレイクに着く。15番に着くと少し安心する。15番は、カリフォルニアから、イエローストーンまで続くメインロードだから。グランドサークルをこれでほぼ一周したことにもなる。
ソルトレイクシティーでは、モルモン教の協会を見学。昼食を取り、ボーダーズでコーヒーを買って再び北へ。しかし、この辺は夏場は非常に暑いため、 ホットコーヒーを買って非常に後悔した。15番をひたすら北へ。ここは景色の変化が少なく、また延々と続く道。20番に移り、さらに北へ。
東にはグランドティトンの山々が見える。20番は途中から上り坂、徐々に緑が増え、イエローストーンの感じが出てくる。このころには、日が傾きつつあり、本日は事実上移動に一日使ったことになる。ウエストイエローストーンの町で給油をし、いよいよエントランスへ。
入り口の看板で記念写真、日が暮れる前に公園を見てみたい一心で急いで中に入る。
そこからしばらく山の中を走ると駐車場があり、人だかりが見える。 elk まさかと思い、近づいてみると、オスのエルクが草を食べているではないか。初めて見るオスのエルクと、その角の立派さには興奮する。エルクは、ひたすら草を食べる。食べ続ける。人のことはあまり気にしない。しばし、エルクの夕食に見入る。
夕日に照らされる草原で草を食むエルク。子供のエルクは草原を歩く鴨に興味を示している。
そこからは直接本日の宿、オールドフェイスフル・スノーロッジへと向かう。値段は張るが、素敵なホテルだ。調度品も暖かみがある。ちなみにイエローストーンで泊まったホテルは全て、クマの形の石鹸が置いてあった。もちろんお土産に持って帰る。今夜も炊飯器でご飯を炊き、カレーを温め夕食をとる。その後、夜のオールドフェイスフルの噴出を見に行くことにする。情報によると、照明があるということであったが、照明というほどの設備はなく、殆ど真っ暗だった。暗闇の中、あふれんばかりの星の光のなか、シューと音が聞こえるだけ。むしろ星の数に感動する。しかし長くはいられない。夏だというのに、凍えそうに寒い。宿に戻りゆっくり休む。
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