アメリカ北部 国立公園の旅 2005 day2

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6時半起床。7時に出発し、昨日同様ハリケーンリッジに向かう。外気は肌寒く、一枚上に羽織る必要がある。エントランスにまだレンジャーはいない。まだ早いせいか、すれ違う車もなく、ひたすら快適なドライブを楽しむ。ポートエンジェルスの町から30分ほどで到着し、再度そこからの景色を楽しむ。


午前中のほうが、景色がよいようだ。本日は山の上に乗った氷河がはっきりと見える。

目の前には草原が広がり、その向こうには、ちょうど角を二本生やしたようなオリンポス山が見える。

ハリケーンリッジからおり、8:40ポーとエンジェルスの町を離れる。途中、朝日に照らされる、鹿が美しかった。
そこからはひたすら両サイドに広がる木々の中をドライブ。

途中クレセント湖を通る。 さらにドライブをすると、町の全長がほんの200メートルくらいのフォークスという小さな町の中を通り過ぎる。そこから20分ほどで、今回のオリンピック国立公園メインイベントであるレインフォレストの曲がり角に到着する。海から離れるように、山の中へと向かっていく。

少し走ると、その景色が特異的なことに気がつく。

木々には緑色のコケがつき、木の枝からはコケが垂れ下がっている。ジャングルのイメージだ。

左手にホー川を見ながら30分ほど進むと、エントランスに到着する。そこを過ぎると行き止まりとなり、森の中にひっそりと立つビジターセンターがある。まずはそこにより、トレイル地図を入手する。

3種類のトレイルがあるが、手軽なものは2つ。ホーレイントレイルと スプルーストレイルだ。どちらもスタート地点は同じで、1.2㌔と2㌔のトレイルだ。後者は平坦、前者は山道なこともあり、かかる時間はそう変わらず、1時間ぐらい。ホーレイントレイルをはじめに周る。

水草により、緑色に色ずいた小川を渡り、山の斜面を少し登る。 地面には巨大なシダが覆い茂り、木々は太く高い。

木の枝からはコケが垂れ下がりる。森の中はとても暗く、ところどころ見える空は明るいため写真は難しい。そもそもコケは日のあたらないところに生息するので、頭上にある暗いコケと明るい空、うまく映るはずもない。それでも、雰囲気を収めようと奮闘する。

見たことのない景色を堪能しつつ、ループ上のトレイルを1時間半かけて周る。
一度車に帰り、軽くスナックを食べた後、もう一方のトレイルに向かう。

基本的には景色は変わらないが、こちらはホー川まで出ることができる。

苔が垂れ下がる。

ホーレイントレイルのほうが森の密度は高いようだ。1時間程、ループを見て周る。3時。ホーレインフォレストのビジターセンターで記念のマグネットとバッジを買い、ルビビーチへと向かう。ホーレインフォレストの曲がり角から20分くらいだが、太平洋の海に近づくに従い、雲行きが怪しくなる。オリンピック半島は場所により、全く天気が異なると聞いていたが、うそではないようだ。

先ほどまでの晴天がうその様。海の上のそらは厚い雲で覆われ、海岸に流れ着いている流木が寂しさをいっそう引き立てる。気温は一枚羽織っていても寒いくらい。しかし、アメリカ人はさすが。海に入っている。10分くらいであろうか。砂浜でのんびりし、そこを離れ、本日の宿があるフォークスの町に戻る。フォークスの町ではホテルの隣のレストランに入り、サンドイッチを食べる。ウェイトレスがおいしそうにアイスを食べている。アメリカの奥深さを感じる。
ホテルはフォースモーテル69ドル。特に可もなく不可もない平屋のホテルだ。本日も9時まで外は明るい。

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