雪のブライスキャニオン 2005

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3連休を利用して、冬のブライスへ。そこは、雪化粧をした不思議な世界だった。

旅の工程:2005/3/26-28

day 1

朝6:00に家を出発し、ブライスキャニオンへ向かう。途中ラスベガスで給油、セントジョージを抜け、ザイオンへ。まずそこで一休み。

もっとも本日の天気はひどい曇り。

昨日まで降っていた雪で、ザイオンの岩々は雪化粧されている。まずゲートで今年の国立公園パスを買う。今年のデザインはマウントラッシュモアだ。1時間ほどの休憩の後、ブライスに向けて出発する。途中の89番はところにより雪、視界も悪い。 

道路にはうっすらと雪があり、ノーマルタイヤの我々は、少々不安を覚える・・・。 しかし、事前の調査どおり、道路上の雪はすぐ解け、大事には至らず。なんとか12番にたどり着き、そこを右折。

まず赤土のレッドキャニオンにたどり着く。ここの地形はブライスに似ている。ちょうど、ブライスの地形を作る地層と同じものなのだと思う。

さまざまな形をした赤い岩々の間を軽くトレイルする。

その後、ブライスへ。ブライスに着くと、もう夕暮れ時。急いでインスピレーションポイントに向かう。駐車場に車を止め、インスピレーションポイントに向かうが、その坂道は凍りつき、つるつる滑る。とっても危ないが、慎重に歩を進める。苦労した割に、景色はというと、夕日のブライスはブライスが形作られている崖そのものが陰になってしまうため、その景色は微妙だ。 

何枚か写真を撮り、本日のホテルであるルビーズインへと向かう。 ルビーズインはみやげ物、プール、レストラン等の施設が整った快適なホテル。しかし、部屋で自炊。夕食を食べた後、写真をチェックしながらゆっくり過ごす。。

day 2

朝6:00にホテルを出発し、日の出に染まるブライスを見に行くことにする。 場所はインスピレーションポイント。前回はサンライズポイントから見たが、どうやらインスピレーションポイントのほうが朝日に映えそうな気がした。目の前に広がる圧倒的な数の尖塔があるからだ。

インスピレーションポイントの駐車場に車を停め、そこから坂を上る。昨日の夕方に比べると、雪が少し降ったのか、地面がやわらかくなっており歩きやすい。 日の出前に到着し、日の出を待つ。当然ではあるが、とっても寒い。完全防備である。       

空は徐々にその明るさを増し、大地が色づいてくる。  

太陽に対し直角に切り立つ崖はオレンジ色に染め上げられ、その崖に立つ尖塔たちも太陽の光をいっぱいに浴びる。 寒さを忘れ、シャッターを切る。

今回の旅では、先日買ったEOS 20Dが威力を発揮する。 雪をかぶった大地の撮影はとっても難しい。妻はというと、あまりの寒さのため、私より一足早く車に帰ってしまった。ふと、われに返ると、確かに寒い。急いで車へと帰り、そのままホテルに直行。温かいコーヒーとスープを飲む。 9時にチェックアウトし出発。ビジターセンターに行き、トレイル情報を入手する。本日通行可能なのは、クイーンズガーデンのみ。他は、クローズドだそうだ。

早速クイーンズガーデンのスタート地点、サンライズポイントへと向かう。青い鳥がいる。

 トレイルはというと、雪や氷に覆われて、つるつる滑り、とっても危険。

谷を下るに従い、雪は少なくなる。     

下から見上げる尖塔は、一味も二味も違う。青い空、トレイルの脇に聳え立つ茶色の岩。

時にはその尖塔にできたトンネルをくぐる。本日は終点まで行く。

終点は尖塔の庭の中、異次元の世界に迷い込んだようだ。

高さ10から20メートルくらいの尖塔がいっぱい立っている。ここでしばらくのんびりした後、

もと来た道を登り、スタート地点へと帰る。途中の景色もとてもダイナミックだ。

本日はこれで引き上げ、ザイオンに向かうことにする。 ザイオンでは、キャンプの予定だ。

ザイオンまで車で2時間。  今回は ハイウェイ沿いの景色を楽しむ。

ザイオンの岩々は大きく、空はどこまでも青い。

夏場は水が枯れていたが、今回は水で満たされている。崖の上からは水が滝となって流れ落ち、とても豊かな谷に見える。

どっしりとした岩々。

ザイオンに着くと、近くの小さなスーパーマーケットで夕食の食材を少しと、昼食、飲み物を購入し、キャンプ場にチェックイン。

キャンプ場はウォッチマンキャンプグランド。ちょうどウォッチマンという有名な岩の目の前だ。ロケーションは完璧。問題はシャワーがないことだ。まだ夕食までには時間がある。ちょっと散歩に出かけることにする。

 キャンプ場の中を散歩していると、その裏の小高い丘から、少年たちが降りてくる。もしやと思い、私たちも登ってみることにする。ザイオンの入り口は建物も多くザイオンキャニオンを一望できる場所はないと思っていた。

しかし、この丘からの景色はすばらしい。

ちょうど夕暮れ時というのもあり、赤く染め上げられた山々、それらが作り上げる谷の様子を、丘の上から眺める。そんな景色を楽しんだ後、キャンプ場に帰り、夕食を済ませ、キャンプファイヤーをしながらおしゃべりを楽しみ、就寝とする。

day 3

本日は山に登りたいと思っていたが、妻に止められる。風邪気味なこと、本日ロスまで帰ることを考えると、確かにあまり得策ではない。 

キャニオンオーバールックトレイル(3回目)に行くことにする。駐車場の裏の岩を登っていく。

今までこのトレイルには時間の関係で、午後になってから訪れていたが、今回は初めて午前中に向かう。時間もたっぷりある。いつも、通過点としてしか訪れないザイオンであるが、今回は少しのんびりしてみることにする。

岩に取り付けられた歩道なども通る。

岩の間からの景色。目の前の岩を登っていく。

 個の岩々を超えていくと終点。30分ほどの短いトレイルであるが、景色はすばらしい。

両側に切り立った崖、遥か下には、先ほど通ってきたスイッチバックの車道が見える。

しばらくのんびりした後、キャンプ場に戻り、

昨日登った丘にもう一度行った。奥にいくに従い、狭くなっていくザイオンの谷が見渡せる。

その後、ラスベガスに向かう。ここでミラージュに寄り、バッフェを食べて帰る。ここのバッフェは比較的質が良く、また、前回あまり食べられなかった妻がもう一度行きたいということで、立ち寄ることになる。ラスベガスからの帰りは大渋滞。3連休の最終日だけに、車が多いのだ。いつもなら3.5時間のところ5.5時間かかる。

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