ヨセミテラフティングツアー 2005 day2

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今回のラフティングは、All-OutdoorsのMerced river intermediate class3-4。行程は、図の通りで、一日をかけて川を下る。

Class 3-4の定義は、120cmまたは、それ以上の波か落下があり、通路に障害物を伴うもので、もし船から落ちると、uncomfortableなswimを強いられるものとある。今年は2週前にヨセミテの洪水があったため、水位が上がり、岩が水面下に埋もれているため、危険度が少し高いらしい。

朝8:30, キャンプ場を離れ、集合場所のお店へ。キャンプ場からほんの5分のドライブだ。 そこで、なにやらいろいろ書いてある紙にサインをする。おそらく命の保障はしないとか、そんなことではないかと思う。

その後ウエットスーツを借り、それに着替えて出発を待つ。昨年、レイクタホの下流でラフティングをやった時はウェットスーツは必要なかったが、さすがにヨセミテの雪解け水は冷たいのだろう。強制でウェットスーツを着ることになる。

スタート地点に向かうのは、黄色い壊れそうなバス。我々のパーティーは13人だが、他のパーティー10人くらいとインストラクター7人がそのバスに乗り込む。バスは後ろにボートを引きつつ、ゆっくりとスタート地点へと向かう。

スタート地点につくと、ライフジャケットのチェックと、インストラクターによる説明が始まる。40項目以上にも上る説明の中心は、船がひっくり返った時のこと。

結局スタートしたのは11時近くになってから。川に重いボートを運び、川に足をつける。予想以上に冷たい。昨日グレーシャーポイントでみた雪解け水が、そのまま流れ込んできている川なのだから、無理もない。川に浮かべた船に乗り、出発を待つ。出発地点は既に流れが激しく、船はロープで木にくくりつけられている。岸の男の人がその赤いロープを解き、いよいよラフティングが始まる。

川は白いしぶきを上げ、始めのうちは全く景色を見る余裕もない。我々の船は6人とインストラクター1人。インストラクターの指示に従い我々のパドル操作が船のエンジン代わりになる。

基本動作は7個。フォワードパドルは前へ漕ぎ、バックパドルは後ろ、ライトターンは右側の人々が後ろへ漕ぎ左側の人が前に漕ぐ、レフトターンはその逆、ハイサイドライトは船の右側に皆で移動、ハイサイドレフトは左側に移動である。最後にストップは止めの合図。一見簡単そうだが、川の中で実際にやるのは意外と難しい。先頭に乗っている人に後ろの人はペースを合わせ、前の2人は互いにそのスピードをあわせる。

少し川を下ったところでひっくり返った時の訓練を行う。一人ずつ凍るような川に浸かり、両足を上げて水に浮いてみる。うちのインストラクターはかなりスパルタで、顔までつけるように要求してきた。みな一通り冷たい経験をし、いよいよそこから本番。

白く波立つ川を下る。船が波の上に乗ると、水面が2メートルくらい下に見えたりもする。スタートして1時間くらいであろうか。笛の音が聞こえる。 突然インストラクターがfliped overと叫ぶ。そちらを見ると、我々の後ろで1艘のボートがひっくり返り、黒い船底を空に向けている。人はどうなったかすぐには分からない。うちのインストラクターが少し中央に向かって漕ぐように支持をし、少し進むと一人の女性が上流から流れてきた。リンダだ。我々のパーティーの船が転覆したようだ。インストラクターがリンダを船の上に救いあげいる間に、船の先頭にいた我々のところには、転覆した船と、その船の太ったインストラクターがやってきた。太ったインストラクターは、私にボートをしっかりと持て、そして私を船に上げろと支持してきた。その後、太ったインストラクターはひっくり返った船の上に乗り移る。その時点で私の腕の力はつき、大きな波の到来にあわせ転覆した船を離してしまった。幸い太ったインストラクターは、その後自力で、対岸へとたどりついていた。

船を岸に着け、転覆した船に乗っていた人々を陸におろす。

再度スタートし、昼食の休憩地点までラフティングを楽しむ。

昼食は、サンドウィッチ。パンにアボガド、ローストビーフ、トマト、レタスなどをはさみ、マスタードをかけて食べる。また昼食をインストラクターが準備している間はチップスとフルーツの振る舞いがある。体を温め、休憩を取り、みんなでのんびりとする。 午後の部は午前に比べ、波が多いようだ。ここで転覆した船のうち数人の女性が船を下りることになる。

午前に比べ慣れてきたせいか、少し楽しむ余裕が出てきた。連続してくる波を越えるのもとても面白い。午後の最大のヤマ場は、スプリットロックというところ。岩と岩の間、白く渦巻く激流の中をボートがすすむ。

結構激しいうねりが襲ってくる。

みんな、必死にボートを漕ぐ。

必死にボートを漕ぐ。

何とか転覆せずにその場を乗り切ることができた。

そこから先は比較的なだらか。ゴール地点に至る。

ゴール地点には黄色いバスが待機しており、それらにボート、ライフジャケット、パドルなどをつみ、川沿いのがたがた道を集合地点に向けて帰る。 終了後、ライフジャケットを脱ぎ、キャンプサイトに戻り、シャワーを浴びる。

本日の夕食は近くのマリポサの町でピザをとることにする。

夕食後キャンプサイトに帰ると、飲み会と化し、皆でライムと塩と共にテキーラを飲み、山手線ゲームをする。しかし、英語でする山手線ゲームは語彙の少ない我々には圧倒的に不利だ。さんざんお酒を飲んだ後、自然解散となる。

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