アシニボインとレイクオハラの旅 2018 day10

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朝までしっかり眠れたことは今までなかったが、はじめて6:30までぐっすり眠れた。7時にテントを出るが、雲一つない快晴だ。ヨーグルト、シリアル、コーヒーなどをいただき、サーモン缶でお弁当作り。

テントをたたみ、倉庫に荷物を入れ、9:00出発。朝のオハラ湖畔を1/3周歩く。

湖畔からはレイクオハラは緑色に見える。静まりかえった朝の湖面に対岸のコテージが映る。ルーンが湖面をゆっくり泳ぐ。絵になる景色だ。

左の山をスイッチバックで登っていく。登りきると、オハラ湖が上から望める。

ごつごつとしたいわばの道を進む。ビクトリアレイクから流れ出す滝の横で一休み。水はとても冷たく、熱くなったかただを冷やしてくれる。今回の旅でガイドさんがついて思ったことは、ゆっくり登ると山は疲れにくいということ。しっかりとした食事も重要なのかもしれない。

川沿いを先に進む。右に  緑色のきれいなレフロイ湖がある。その先の岸壁を登ると広い平地が広がる。ガイドの植木さんが”どうぞ”と言い、私は先に行かせていただく。

目の前には水色でもなく、緑でもなく、また不思議な色の湖が現れる。レイクオエサだ。その向こうには、氷河を蓄えた、存在感のあるとがった岩山。いったいこの谷は、いくつの色をみせてくれるのだろう。

レフロイ湖を反対側に回り込むように進むのが、アルパインルート。狭い崖の道のトラバースだ。

まず、崖を下る。

少し離れるとレイクオエサが小さく見える。

レフロイ湖も反対側から見ると、少し違った色を見せてくれる。

崖の道からは、レイクオハラがまた違った色を見せてくれる。3000m級の山に囲まれた狭い谷、そこにレイクオハラエリアという涙型の宝石がはめ込まれている。湖には空が映り込む。

トラバースは岩がごろごろしたルート。

バンガビーレイクが見える。左はレイクオエサ、右がオパビンプロスペクト方面だ。

このまま、右に行く。唐松の林を抜け、赤い川底の川を渡ると、水色のカスケードレイクがある。中州であおむけに寝て、空をながめながら休憩する。

林のなかをまた進むと、またガイドさんが”どうぞ”と言う。オパビンプロスペクトだ。今回の旅で見たかった景色は主に2つ。一つがニブレットからのアシニボイン。もう一つがここだ。少し前にでると、垂直にきりたった崖に当たる。目の前には谷全体が見渡せ、湧き水のメリーレイクと氷河湖のレイクオハラが見える。しかし、崖際に立つとすこし拍子抜けする。雲がかかり湖の色がくすんでいるのだ。

しばらく、がけで太陽が出るのを待つ。空には雲がかかり太陽がなかなか出てこない。”そろそろいきましょうか。”バスの時間を考えるとそろそろ降りなければならない時間であった。

神は見放していなかった。ガイドさんに、後ろから来たオーストラリアからの留学生が話始めたのだ。外人さんは、話始めると止まりにくく、日本人はそれを断るのがとても苦手だ。学生さんが話している間に、雲の切れ間から太陽がさす。

緑のメリーレイクと青のレイクオハラ、そして周囲のとがった山々に命が吹き込まれる。ほんの数分であったが、その景色を目に焼き付ける。

オパビンプロスペクトから、スイッチバックの崖を折り、キャンプサイトにもどる。荷物をまとめて黄色いバスを待つ。バスは10分遅れで到着し、それに荷物を積み込んで乗り込む。緑のトークンを渡して。

運転手は陽気に語りかけてくる。”みんな、揺れるからシートベルトを締めて。”みんなが席をみるが、古いバスにシートベルトはない。笑いが起きる。

がたがた道を走る途中、バスの中にざわめきが起きる。人が走っているらしい。窓の外をみると確かにすごいスピードで人が走っている。

先ほどの学生さんだ。いや、彼は天使だったのかもしれない。

しばらくすると、ふもとの駐車場の小屋が見える。涙がこみあげてくる。

夢の時は終わりを迎えようとしていた。

ヤムナスカオフィスにもどり、今回の旅を実現させてくださったスタッフのみなさんに感謝を伝える。我々のわがままを聞いてくれて。

カルガリーへ向かう道中は雲が厚く、時折強い雨が降る。そういえば、今回の旅、あまり雨が降らなかったな。カルガリーへはキャンモアから1.5時間。空港近くのWingate に泊まる。一泊の値段はキャンモアの1/4だ。明日の帰国の荷づくりをして眠る。

day11

かゆくて3:30に起きる。蚊にいっぱい刺されたので、体中がかゆい。

朝はホットケーキとスクランブルエッグとあらびきソーセージなど。9:00にチェックアウト、空港でのんびりする。カルガリー空港はすいている。12:50のエアーカナダ、11時間弱のフライトだが、ほとんどを日記に費やす。

日記を書きながら何度も目が潤む。日本には、14:30に到着。家で久しぶりにゆっくり眠る。

時差ぼけで翌朝2:30に目が覚める。いつもの家の景色だ。

夢だったのだろうか。

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