グランドサークルの旅 2008 day3

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朝、日の出前に起床。今回はインスピレーションポイントに日の出を見に行くことにした。ブライスロッジから車で3分ほど走りポイントへ。3台の先着がいた。

到着時すでに空は明るみを帯びているが、尖塔の色はまだない。

満月が沈もうとしていた。開けた景色の反対側は緑の森で、うっすらと霧がかり幻想的であった。

撮影のポイントは2つある展望台の下の方。より近く先頭が見られる。まず、トワイライトレンズを使って、朝日の昇る前の空を撮影する。

朝日が出る少し前。世界は、ほんのりと柔らかいオレンジ色に染まる。

朝日が昇り始めると、先頭は赤く照らされる。静寂と色のない世界から、赤の世界へ。一気に生命がみなぎる。

ポイントを変え、カメラの向きを変え、構図を変え、いろいろと撮影を楽しむ。

終わったころには車はみないなくなっていた。 ロッジへと戻り、朝食へ。朝食バッフェはアメリカで唯一はずれのない、食事だ。カリカリベーコンとソーセージ、フレンチトーストとポテト。昨日のお肉より数倍おいしい。そしてたったの10ドル。

朝食が終わると、トレイルを始めることとする。

Sunset Pointへ。念願のピカブートレイルの始まりだ。まずはナバホループを下る。

ナバホループの途中の道は3年前は危険とのことで入れなかった。今回は問題なく入れたが、以前なかった3メートルくらいの岩がたくさん落ちていた。ブライスの岩のもろさを実感した。

そこからピカブーループへの分岐点を曲がりループが始まる。

ブライスといえば、なんといっても、青い空とオレンジ色の尖塔と、緑の木々のコントラストが美しい。そして澄んだ空気と、静けさと。アメリカ中西部の空は青い。ブライスの空はその中でももっとも青い。抜けるような空という言葉があるが、そのようなものではなく、空を見上げると宇宙を感じるようなどこまでも続くどこまでも深い青色だ。

トレイルはというと、3度の大きな登りと下りがある。ブライスポイントの下まで行き戻ってくるループなので比較的ハードなことは予想できたが地図上の距離よりハードなので気をつける必要がある。

さまざまな形の尖塔を眺め、

岩の割れ目を超えて。

青いそらとオレンジの尖塔を眺め

丘を登っては、スイッチバックを下り

そしてまた昇る。

とにかく変化に富んでいる。

ピカブーラウンドループは3マイルだが、まわり終わると最後にナバホループの上りが待っている。ハードでそれだけに、達成感はある。

そして最後に見えるのがこの公園のシンボル的岩であるトーマスハンマーだ。全行程3時間半。

サンセットポイントにあがってくるとそのままページへと向かう。午後の逆行でのホースシューべんとを見るためだ。ザイオン来た道を戻り、マウントかーメルハイウェイの分岐をこえページの町まで3時間弱、コンビにで水分と用をたしてから目的地へと向かう。今日は混雑しており車がいっぱいであった。

足の取られる赤い砂のトレイルを10分程歩き崖にたどり着く。

その景色はいつ見ても壮大だ。はるか崖の下では涼しげに、エメラルドグリーンの水が流れている。時折ボートが通る。午後のホーシュシューベントは逆光で、いつもと違った雰囲気だ。


1時間ほどいた後、ページの町へ。まず明日のツアーの予約確認。確認メールが来なかったためだ。その後チェックイン。シャワーを浴びて1時間ほど休んだ後、ケンタッキーで夕食を食べる。ナバホの店員はやる気がない。ちょっと残念な感じであった。 写真を取り込んだ後、疲れがたまったのか、すぐに寝た。

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