スコキーロッジとレイクオハラの旅 2019 day8

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8時にエディスキャベル山に向かう。マフィンを食べてチェックアウト、外は分厚い雲がかかっている。93番を南にもどり、93Aに右折、少し進むとエディスキャベルの標識が現れ、細い道へ入っていく。そこからは山のくねくね道を進む。途中トンキンバレー(いつか行ってみたい)への入り口があり、突き当りまで進むと、広い駐車場がある。そこから20分程度の軽い登りのトレイルで山から垂れ下がる氷河の前に出る。

エンジェルス氷河と呼ばれるその氷河は、天使が羽を広げたように見える。

そこからは幾筋もの水の流れが崖を落ち、その崖の下にも氷河とそれが解けた湖がある。山頂は雲で覆われ見えないが、曇りの方が、氷河の色、アイスバーグブルーがよく見える。

しばらく氷河を見た後、その場を離れ、マリーンレイクへと向かう。ジャスパーにもどり、16号に入りそしてマリーンレイクへの道を右折する。すぐに橋を渡り、そこから40kmの山間の道を進む。

途中、ビックホーンシープや

ミュール鹿を見る。空は時折雨が降る天気となる。11:00マリーン湖駐車場について大きな湖と船着き場を見る。目の前には、the view という名前のレストランがあり、その脇にクルーズ船チケット売り場がある。

クルーズは10000円くらい、プレミアムだとスピリットアイランドに30分いれるというのでそれにした。15:00からの船を予約し、食事をとることにした。

日本で調べていってみたいと思っていたのが、Maligne Lake Chaletというところ。おいしそうなBuffetを提供しているようだった。湖を背に左側の丘の上にその建物はある。山小屋風の建物で入り口がわかりずらい。一周してたら、中の人があっちと指で教えてくれた。

木のドアを開け中に入ると、テーブルが並び、中にはルクルーゼ風の鍋の中に入ったたくさんの料理。

奥にはローストビーフが並んでいる。一人5000円だが、今回の旅ではあまり外食もしておらず、楽しむことにする。サラダ、芋、鳥の煮込み料理、スープ、野菜どれもおいしかったが、ローストビーフは最高だった。12:00までのんびりする。食事が終わるころには雨がやんでいた。窓の外から青い湖が見え素敵なランチだった。我々のあとに来た人は、予約でいっぱいといわれていたので、予約をした方が確実らしい。

15:00までの時間があるので、ムースレイクに行くことにする。というか、はじめから行くつもりであった。小さな森の中のループトレイル。どのくらいの時間がかかるか不明ではあったが、地図上からは十分な時間があると判断できた。ネット検索では、このムースレイクでムースの目撃情報があった。レストランの人にも一応聞いてみる。ムースはどこにいるのと。“ムースはいつどこに出るかわからない。めったに見れないし。でも見るなら朝早くだな。”とのことであった。

のぞみはほぼ持たずに、トレイルに出かける。目的地を伝えていなかった妻からは、“なにこのつまらないトレイル。”とのご意見を頂戴するほど退屈な森のトレイルだった。湖畔を少し歩いた後、山に登っていく。森の中を20分くらい進むとすこし開ける。人がたまっている。青い池がある。ん………..?

池の中に大きな茶色い塊が、ほんの10mくらいのところに。馬のお尻のようなものが目の前にある。まさか、そんなことが…。

ザバーッ。その生物は頭を上げる。むしゃむしゃ水草を食べている。ムースだ。雌だけどムースだ。大きい馬のようだ。池の中を歩いては食べ、歩いては食べ。突然我々に近付いてくる。あまりの迫力にみんなあとずさりする。3m。我々もそれ以上後ろに下がる場所がなかった。

20分くらいいたであろうか。

ムースは泳いで川を渡り、山の中へと帰っていった。

旅は、予定通りにいかないものだ。その偶然は、大きな不安と同時に、思いもしない出会いをもたらしてくれる。

天候不良で、計画していた山に登らず、のんびりと食事とショートトレイルをしたことが、貴重な生き物との出会いをもたらしてくれた。

急いでループを進む。どのくらいかかるのか知らないで来たので、ムースに出会ったことはある意味アクシデントでもあった。足早にループを回る。その後もトレイルは森の中、決して面白いトレイルではない。

2:30 船着き場に戻ってくることができた。3:00 スプリットアイランドに向かう。船の添乗員さんが、盛り上げようとするが、空は曇り、あまり盛り上がらない。30分程度でスプリットレイクに着く。雨具をつけて船をおりる。松くい虫のせいで、木々が死んでいることを船着き場で説明をうける。スプリットアイランドも例外ではない。

一周5分程度のよく整備された歩道を歩き、そこからスプリットアイランドと湖と、後ろの山々の風景を見る。

とはいってもやはり天気が悪くて…。

5:00に船着き場に戻ってくると、本日の宿マウントロブソンロッジへと向かう。ロブソン山はジャスパーからさらに一時間。カナディアンロッキーで一番高い山のようだ。

その山頂は雲に覆われていることが多いようだが、本日もビジターセンターからの山は雲で隠れていた。ロブソンロッジはそこから車で10分くらい。丸太のかわいい小屋。メインの小屋でチェックインを済ませる。小屋の中に日本人の集団がいて、ガイドらしい人がいろいろ説明をしている。なんと、偶然にも昨年レイクオハラのキャンプをガイドをしてくださったヤムカナのガイドさんが別のツアーを率いていた。ご挨拶をし、偶然を喜ぶ。

ベットと流し台、シャワーがある簡素な作りの丸太小屋。

そこからは、ロブソン山が見える、かすかに頂上が顔を出す。

カップ麺、おかゆなどを食べて寝る。

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