アメリカ南部 国立公園の旅 2004 day6

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朝起床すると、フラグスタッフ周辺は晴れていた。空を見上げると、東には雲があるが、西は比較的晴れている。本日はこのままセドナへ向かう予定であったが、昨日の不完全燃焼が悔やまれる。リベンジをせずにはいられず、気づいてみると車は昨日の化石の森方向へ進んでいた。高速道路の両側は昨日の雪で覆われているが、道はすでに除雪が済んでいた。

Petrified 14 フラグスタッフから2時間ほど、ホルブロックの町を通り、化石の森のゲートへ。

まずは、昨日見れなかったジャイアントログとその周囲のトレイルに出かける。ここはビジターセンターのすぐ裏で、トレイルも20分ほどの短いもの。そこで、木が丸ごと一本化石になったジャイアントログ、断面がさまざまな色で宝石のような化石を見て周る。

次にクリスタルフォレストをもう一度見ることにする。ごろごろ化石が転がっている。

本日は時々晴れ間がのぞき、時折差し込む日の光に照らされた木々を、目にそしてフィルムにも焼き付ける。 とっても満足して本日は公園を離れる。

次に向かったのは、アリゾナ隕石孔。昨日門前払いを食らったところである。本日はすんなりと駐車場に入り、そこから入場料をはらう。一人10ドル位で、とても割高。個人経営のせいなのだろうか。

なかは、博物館のようになっており、いつどのように、何が衝突して溝を作ったのかということを解説している。ちなみに後ろの岩は隕石の一部らしい。この地球のものではないのですね。

博物館を抜けると、そこには大きなクレーターがある。博物館は山の上にあるようにも見えたが、じつはこの山自体が、隕石の衝突によってできたものらしい。30メートル程度のとても硬い鉱物が衝突したらしいが、それでこんな山とその中心のクレーターを作り上げるとは、想像しがたい。でも隕石が衝突したのは5万年前。化石の森の2億5000万年に比べると最近である。クレーターの下には、宇宙飛行士が旗を持っている看板があり、それを皆が双眼鏡で眺める。この高度に観光地化されたところが全く気に食わない。すこしクレーターを眺めた後、博物館に戻り、なかにあるサブウェイでサンドイッチを食べる。

そこから一路セドナへ。セドナは昨日の雨、その前にも大量の雨が降ったらしく、洪水で人が流され亡くなっていると昨日のニュースが伝えていた。フラグスタッフから17番を南へ、程なくセドナへ続く道を右折のはずであったが、降り口の手前に臨時の標識がある。どうやらこの先行き止まりといっているらしい。昨日までの雨で道路まで浸水し、さらに崖崩れが起こっているらしい。仕方なく回り道をする。セドナへ、南からのアプローチだ。17番を南へ、坂を下っていく。セドナの南に回り込み、北上する。

sedona 1 まずセドナでお目にかかるのが、ベルロックだ。遠回りしたせいもあり、もう既に日は傾いている。その夕日に照らされ、赤土のベルロックが燃え上がらんばかりの色を呈している。

この町の素敵なところは赤土の大地、中央を流れる川、そしてその谷に育つ豊かな緑だ。ベルロックに登り、セドナの町を一望する。ベルロックはボルテックスというパワーが集中する場所らしい。

sedona 1 なかには瞑想にふける人もいる。なんのパワーかは未だ不明だが…。とにかく、美しい土地である。

夕日に染められるセドナの岩々は赤く美しい。

べるロックの裏の岩。

夕暮れ時まで楽しみ、帰りにベルロックの下でパワーストーンのネックレスを買い、身も心もセドナにひたる。本日のホテルはベストウエスタン。我々にとっては、高級ホテルだ。 夕食はまたしても自炊。外食は12月31日大晦日。豪勢にいこうと決めている。

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