20:00から23:00まで眠れたが、その後起きてしまう。
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眠れず外のトイレに行く。真っ暗で何も見えないが、アシニボインのキャンプに比べると、まだ夜の移動は怖くない。眠剤を飲み、再度眠る。5:00に妻が眠れないということでトイレに付き合う。6:30目の前のwall of Jericoが赤く染まっている。写真をとりに行く。
Skoki Mountainの見晴らしがあるところまでは40分くらいの登りらしい。明日は、朝からそれをしてみようかと思う。もし晴れたらきれいに違いない。そんなことを考えながら朝のコーヒーをいただく。ロッジには朝食のいいにおいが広がっている。ロッジの人は底抜けにあかるく優しい。
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テーブルの上にはランプが並ぶ。とても寒いがすがすがしい朝だ。
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朝は、卵とベーコンとブルーベリーとヨーグルトとその他フルーツ。焼き加減、味、すべてよくフルーツもすべてフレッシュだ。
8:45からはランチづくりが始まる。チーズ、ハム、ピクルス、からし、マスタード、トマト、レタス、おいしいパン。サンドウィッチを作りいよいよ出発。
目的地は、決まっていた。本日は快晴。青い湖を見るにはもってこいの日だ。スコキーマウンテン登山とマリーンレイクをめぐるのがスタンダードのようだが、明日は同じく快晴とは限らない。一番きれいに見たい景色を見ることにし、マイオソティス・ジガデナスレイク(スコーキーレイクス)を目指す。
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9:00に出発し、パッカーズパス分岐を右へ、そこからはカラ松の林を抜け湿原を進む。
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滝にぶつかるとそこの左わきに岩でできた道がある。こんなとこに道が、という感じで滝の横を登る。
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滝の上から、今登ってきたところを見る。
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上るとすぐに見えるのがマイオソティスレイクだ。静かな湖面とそこに映る山。別の若いグループの人がいて氷河湖に飛び込んでいた。“君は入らないの?”と聞かれ、“Never”と答える。
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小高い丘から湖を見る。上から見ると湖の色は変わる。青緑色になった。
ジガデナスレイクへまた崖を登る。
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ジガデナスレイクはクリーム系の緑の湖。目の前には氷河を蓄えた岩山と崩れ落ちる岩。圧倒される景色だ。
そして誰もいない。
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ジガデナスレイクの後ろにある岩山に上る。
そこからは、2つの湖が見えるはず。崖際から写真には納まらない270度の景色が広がる。
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眼下にはマイオソティス、左にはジガデナスその背後には白い岸壁とどこまでも青い空。スコーキーレイクスとも称されるその湖たちは、強烈な光線を反射し、青緑色に光る。必死にシャッターを切る。16mmの画角も全く歯が立たない。
今までにこんな景色を見たことがあっただろうか?青と緑の間には、こんな色があったのであろうか?1時間30分ほど、底抜けに明るい、それでいて静寂の世界に浸る。
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丘をおり、別の道からマリーンレイク方面へ向かう。途中足元に目をやると、水辺には苔とお花が美しい。
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帰りは日の光の向きが変わるせいか。マイオソティスレイクの色も違って見える。
スコキーロッジの横につくと2時、これからの3時間のハイクはきびしいと判断、明日もその後もまだ旅は続く。マリーンレイクは次にすることにした。
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ロッジに帰るとアフタヌーンティーが待っていた。ピクルスとかスープとかビスケットとかサラミとかチーズとか、ラズベリーケーキとか、ビーフを煮込んだスープとか。朝のサンドウィッチをそこでだべる。
老夫婦がのんびりしている。いろいろ話をしている中で、スコキーマウンテンにも行きたかったけど、今日はスコーキーレイクスに行ったという話をすると、“人はすべてのところに行けるわけではないのよ。”と言われる。何か深い意味がある言葉のような気がした。
前の川で頭を洗い後はのんびり。時差ボケが続いているせいだろう。妻は寝ていた。
夕方、ロッジの前で犬を連れたキャンパーと話しをする。ジャスパーから来ていて、行った方がよいところを聞いたら、とにかくイーダス・カバールだと言っていた。後からわかったことだがエディス・キャベルという氷河を間近で見られる場所であった。当然のように旅行の計画を変更し、行ってみることにした。
19:00カラカラと鈍い缶の音がして、みんな食堂に集まる。
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隣の人といろいろ話をし、いろんな情報をもらう。食事はポークのスパイス仕立てとパンとローストしたニンジンと、デザートはスパイシーパンプキンケーキ。どれも絶品だ。
アルコールランプの下、食事をいただく。23時、眠剤を飲んで眠りにつく。
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